『江戸川柳―俳風柳多留―』の日西対訳版が出版されました!
この度スペインのHiperión社から『江戸川柳―俳風柳多留―』の日西対訳版が出版されました。
![](https://masateruito.com/jp/wp-content/uploads/2024/03/Senryuu-de-Edo-Haifuu-Yanagidaru.png)
「誹風柳多留」は、いつの世にも誰にでも親しめる人間味溢れる川柳集です。軽妙卑俗な五・七・五の十七音の世界に、江戸のあらゆる階層にわたる老若男女の生態、暮らしぶりが、日常の隅々まで活写されています。260年の時間的隔たりもそれほど感じられないのではないでしょうか。江戸の街角に息づく庶民の暮らしは、私たちから思いのほか、近いところにあります。
Zoom ウェビナー講演のご案内
今般以下の要領で私の講演が行われることになりました。
ご都合がつきましたらご視聴願えれば幸いです。
日 時 | 2024年4月18日(木)21:00-22:30(日本時間) |
形 式 | ZOOMによるウエビナー |
講演題 | 「日本の古典をスペイン語の世界へー翻訳の苦労と楽しみー」 |
講 師 | 伊藤昌輝 (元駐ベネズエラ大使) |
主 催 | 一般社団法人 ラテンアメリカ協会 |
参加費 | 無料 |
申込期限 | 2024年4月15日(月) |
お申込み
下記Webサイトより、2024年4月15日(月)までに、お一人ずつご登録ください。
お早めにお申込み頂ければ幸いです。
・ 一般社団法人 ラテンアメリカ協会 – 「セミナー申込み」
お問い合わせ
一般社団法人 ラテンアメリカ協会事務局
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル120A
Tel: 03-3591-3831、E-mail: info@latin-america.jp
マリア・コダマ女史のご逝去
この3月26日、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの未亡人でわれわれの永年の友人でもあるマリア・コダマさんがブエノス・アイレスにおいてご逝去されました。享年86才。ボルヘスの没後、「ホルヘ・ルイス・ボルヘス国際財団」並びに「ボルヘス・ミュジアム」を立ち上げ、35年間にわたりボルヘス作品の保護と普及に心血を注いでこられました。また、日系人として俳句にも関心が深く、毎年青少年コンクールを実施するなどして俳句の普及にも貢献してこられました。今年はボルヘスの最初の詩集Fervor de Buenos Aires の出版100周年を記念してマドリードでのイベントも企画しておられました。
同女史のご冥福を心よりお祈りいたします。
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『スペイン語で綴る土佐日記』が出版されました!
この度『スペイン語で綴る 土佐日記』が大盛堂書房より刊行されました。日本文学史上初めての日記文学であり、日本の女流文学に多大の影響を及ぼした『土佐日記』のバイリンガル版です。以下のチラシをご参照願います。
『出家とその弟子』の日西対訳版が出版されました!
『女たちのラテンアメリカ』(下巻)
このたび五月書房新社から家内の新著『女たちのラテンアメリカ』の下巻が出版されました。
![](https://masateruito.com/jp/wp-content/uploads/2022/04/女たちのラテンアメリカ_下巻.jpg)
征服時代から20世紀に至るまでのラテンアメリカの歴史を彩った43人の女性が紹介されています。主人公の女性たちの波乱万丈の生涯にはその時代ならではの物語性があり、興味深く読んで頂けるとともに、時系列的に並べられているので、ラテンアメリカの500年の歴史を肌で感じることができるはずです。
以下はアマゾンの紹介サイトです。
新刊書『スペイン語で辿る日本人の死生観』のご案内
本年4月15日、新刊書『スペイン語で辿る日本人の死生観』― 蜘蛛の糸・城の崎にて 他6編 ― (対面バイリンガルシリーズ) が(株)大盛堂書房より出版される予定です。当該チラシを 「写真集」・「出版物フライヤー」 に掲載しましたのでご参照願います。
![](https://masateruito.com/jp/wp-content/uploads/2022/04/Vida-y-Muerte-en-Ocho-Obras-Japonesas-serie-bilingue.jpg)
『女たちのラテンアメリカ』(上巻)
今般、家内の新著 『女たちのラテンアメリカ』(上巻) が、9月10日、五月書房新社から出版されましたのでここに併せお知らせいたします。
広大な南北両大陸を舞台に戦う男たちの傍らで、子供を生み、家庭を守り、財産を管理し、価値観や習慣を子供に教えて社会の秩序を保ち、土地を耕し、働いて家計を助け、社会的矛盾と戦い、革命の先頭に立った、43人(上巻21人+下巻22人)の女たちが織りなす歴史絵巻です。
コンキスタドール(征服者)の通訳をつとめた先住民の娘
荒くれ者として名を馳せた男装の尼僧兵士
夫に代わって革命軍を指揮した妻
許されぬ恋の逃避行の末に処刑された乙女
等々。
オクタビオ・パスのノーベル賞受賞30周年に寄せて
ベネズエラのエル・ナショナル紙は、2020年12月6日、オクタビオ・パスのノーベル賞受賞30周年を記念する特集号を発行しました。私の寄稿文も同紙に掲載されましたので、スペイン語版公式サイトの “Artículos en Prensa” に転載いたしました。
「万葉集」の日西対訳版
7月22日、『スペイン語で愛でる万葉集』(Colección de la miríada de hojas Man’yoshu) が大盛堂書房から刊行されました。
日本人の心の古典であり、世界に比類のない民族詩の金字塔である「万葉集」の日西対訳版。4500首余りの中から100首を取り上げました。
新元号「令和」は万葉集巻五、梅花の歌32首の序文から採られていますが、本書では梅花の歌32首のうちの4首が含まれています。
(大盛堂書房、スペイン語音声CD付、2020年7月22日 247頁 2,000円+税)
『歎異抄』の日西対訳版が出ました!
この度スペイン(サラマンカ)の Sígueme 社から『歎異抄』の日西対訳版が出版されました。
『歎異抄』は、日本人の精神形成に多大な影響を与えた古典とされ、昔から多くの日本人の心を惹きつけ、特に近代の知識人(日本人のみならず、フランスのロマン・ロランやドイツのハイデガーなど)を魅了してきました。
文明の急速な発展にともない、人間性を喪失して心のよりどころを見失ったかにもみえる現代において、『歎異抄』は私たちが自分の内面を掘り下げていくうえでも、新しい扉を開いてくれるのではないでしょうか。
「歎異抄」および「万葉集」の対訳版出版予定
3月初めから約3週間の予定でスペインに出掛けることになりました。
主な目的はサラマンカ大学において短期集中講義を行うこと、そしてブルゴス市立劇場並びにマドリッドのコンプルテンセ大学において講演を行うことですが、知人、友人に会えるのも楽しみにしています。
ところで、近くスペインのEdiciones Sígueme社から『歎異抄』の対訳版、また神戸の大盛堂書房から『スペイン語で愛でる万葉集』が刊行される予定です。乞うご期待です。
ホームページ開設のお知らせ
この度公式サイトを開設いたしました。
これまで日本の古典文学のスペイン語訳に取り組んで参りましたが、その数が少しづつ増え、また出版社も日本をはじめ、スペイン、アルゼンチン、ベネズエラ等にわたりますので、より詳細な情報をご関心の向きに提供する必要性を痛感し、このようなサイトを設けることにしました。
随時私の翻訳ならびに文化交流活動につきこのサイトにおいてご紹介しますので、引き続きご高覧のほどよろしくお願いいたします。