翁草カルデロン・デ・ラ・バルカの『現世の大演劇』 ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ(1600–1681)の作品は、すでにこのコーナーでも『人生は夢』、『サラメアの村長』および『驚異の魔術師』をご紹介しました。彼はイタリアとフランドルで兵士となり、...2023.07.25翁草
翁草ティルソの戯曲『宮廷のはにかみ屋』 作者ティルソ・デ・モリナ(1583-1648)はカルデロンデ・ラ・バルカおよびロペ・デ・ベガと並び、スペイン黄金世紀演劇の<三巨匠>と称されます。この作者の『セビーリャの色事師と石の招客』および『不...2023.05.22翁草
翁草カルデロンの『サラメアの村長』 この作品は前掲の『人生は夢』と同じく、カルデロン・デ・ラ・バルカ(1600–1681)による戯曲です。カルデロンはロペ・デ・ベガと並ぶスペイン演劇の王者で、経歴も似ています。両人とも郷士(小貴族)の...2022.06.11翁草
翁草ロペ・デ・ベガの『国王こそ無二の判官』 ロペの戯曲『世の片隅にある農夫』については既にお話しましたが、今回は『国王こそ無二の判官』という同作家の別の戯曲をご紹介します。ロペの生涯はまるで小説のような冒険と、烈しい情熱と、中産階級的な徳行の...2022.04.19翁草
翁草ロペ・デ・ベガの『世の片隅にある農夫』 ほぼ15年ぶりにこのロペの戯曲(1617年)を読み返しました。 舞台はフランス。主人公は「農夫フアン」。農夫とはいえ、フアンは裕福な農園主で、首都パリ(王宮の所在地)からやや離れた静かな土地で、なに...2022.02.25翁草