世の片隅にある農夫

翁草

ロペ・デ・ベガの『世の片隅にある農夫』

ほぼ15年ぶりにこのロペの戯曲(1617年)を読み返しました。  舞台はフランス。主人公は「農夫フアン」。農夫とはいえ、フアンは裕福な農園主で、首都パリ(王宮の所在地)からやや離れた静かな土地で、なに...