『出家とその弟子』の日西対訳版が出版されました!

 この度スペイン(サラマンカ)の Sígueme 社から『出家とその弟子』(倉田百三作)の日西対訳版が出版されました。

 親鸞とその息子善鸞、弟子の唯円の葛藤を軸に、親鸞の『歎異抄』の教えを戯曲化した宗教文学の名作です。本書には、青年がどうしても通らなければならない青春の一時期におけるあらゆる問題が、渾然としたまま率直に示されており、発表後一世紀余りを経た今日でも、その衝撃力は失われず、読む者に熱烈な感動を与え続けています。なお、『歎異抄』の日西対訳版は同出版社から一昨年に出版されています。

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