翁草 ロペ・デ・ベガの戯曲『フエンテ・オベフーナ』 ロペ・デ・ベガ (1562-1635) はスペインの「黄金世紀」を代表する作家の一人で、<<自然の怪物>>と称され、十歳のころから書き始めています。彼の生涯はまるで小説のような冒険と、烈しい情熱と、中... 2024.01.28 翁草
翁草 カルデロンの『サラメアの村長』 この作品は前掲の『人生は夢』と同じく、カルデロン・デ・ラ・バルカ(1600 – 1681)による戯曲です。カルデロンはロペ・デ・ベガと並ぶスペイン演劇の王者で、経歴も似ています。両人とも郷士(小貴族)... 2022.06.11 翁草
翁草 ロペ・デ・ベガの『国王こそ無二の判官』 ロペの戯曲『世の片隅にある農夫』については既にお話しましたが、今回は『国王こそ無二の判官』という同作家の別の戯曲をご紹介します。ロペの生涯はまるで小説のような冒険と、烈しい情熱と、中産階級的な徳行の混... 2022.04.19 翁草
翁草 ロペ・デ・ベガの『世の片隅にある農夫』 ほぼ15年ぶりにこのロペの戯曲(1617年)を読み返しました。 舞台はフランス。主人公は「農夫フアン」。農夫とはいえ、フアンは裕福な農園主で、首都パリ(王宮の所在地)からやや離れた静かな土地で、なに不... 2022.02.25 翁草