お知らせ 『江戸川柳―俳風柳多留―』の日西対訳版が出版されました! この度スペインのHiperión社から『江戸川柳―俳風柳多留―』の日西対訳版が出版されました。 「誹風柳多留」は、いつの世にも誰にでも親しめる人間味溢れる川柳集です。軽妙卑俗な五・七・五の十七音の世界... 2024.03.30 お知らせ
お知らせ Zoom ウェビナー講演のご案内 今般以下の要領で私の講演が行われることになりました。ご都合がつきましたらご視聴願えれば幸いです。日 時2024年4月18日(木)21:00-22:30(日本時間)形 式ZOOMによるウエビナー講演題「... 2024.03.16 お知らせ
翁草 ラ・セレスティーナ ― カリストとメリベアの悲喜劇 ― 半世紀以上も前にメキシコで購入した「スペイン古典文学全集」全185巻の中から、最近 『ラ・セレスティーナ ―カリストとメリベアの悲喜劇― 』(上下)を取り出して読んでみました。 15世紀末、カトリック... 2024.03.07 翁草
翁草 ロペ・デ・ベガの戯曲『フエンテ・オベフーナ』 ロペ・デ・ベガ (1562-1635) はスペインの「黄金世紀」を代表する作家の一人で、<<自然の怪物>>と称され、十歳のころから書き始めています。彼の生涯はまるで小説のような冒険と、烈しい情熱と、中... 2024.01.28 翁草
翁草 セルバンテスの幕間劇『離婚係の判事さん』 セルバンテスは自らの死期が近づいた1615年末に『上演されることのなかった8編のコメディアと8編の幕間劇』を発表しました。当時、戯曲は上演するために書かれるもので、読み物として発表されることはなく、出... 2024.01.11 翁草
翁草 ガルシア・ロルカの『すばらしい靴屋の女房』 フェデリコ・ガルシア・ロルカはスペインにおける最も民衆的な詩人で、また世界で最も愛読されているスペイン人作家のひとりです。その作品の多くが日本語に訳されています。この「翁草」でも、すでに二つの作品をご... 2023.12.23 翁草
翁草 セルバンテスの短編『ジプシーの娘』 セルバンテスの「模範小説集」の冒頭を飾るこの作品は、世にもめずらしく美しいジプシー少女プレシオサと裕福な貴族出身のドン・フアンの恋物語です。近年の日本においては、「ジプシー」は差別用語とされているよう... 2023.12.10 翁草
翁草 セルバンテスの短編『嫉妬深きエストレマドゥーラ男』 この作品もセルバンテスの12篇からなる『模範小説集』のひとつで、妻を寝取られた男に関する永遠の主題の機智に富んだ、愉快な話です。この作品が有名になってから、スペイン語でextremeño(エストレマド... 2023.11.01 翁草
翁草 セルバンテスの短編『びいどろ学士』 セルバンテスは、『ドン・キホーテ』第Ⅱ篇発表の2年前、すなわち彼の死の3年前に、12篇の『模範小説集』を発表しています。これらの短編だけでも、作者をスペインの第一級の名文家に列するに足るものと言えるで... 2023.10.23 翁草
翁草 フランシスコ・デ・ロハスの『王の他は容赦せぬ』 フランシスコ・デ・ロハス・ソリーリャ(1607-1648) は、スペイン黄金世紀の最も卓越した劇作家の一人とされています。また、この作品は16-17世紀におけるスペイン人の価値観、すなわち個人の名誉と... 2023.09.25 翁草